国の憲法、企業のビジョン、個人の・・・
国内政治関連の話題は、集団的自衛権について。
日本に住んで生きているからには他人事ではないけれど、積極的に語る身近な人間はわずかだ。
実のところ、日頃あまり、日本国民として意識をして過ごす機会はめったにない。
政治関連の話題は、新聞やニュースに触れる習慣があったり、職場や友人間で身近で話題に上がらなければ、気に留めないまま日常生活は流れてしまう。
現代の資本主義社会において、多くの人が、一番所属意識を感じている組織。
それは、企業ではないだろうか。
特に、独身・サラリーマンの多い都市圏はそうだろう。
家族や地域への所属意識が薄く、多くの社会人の所属意識は企業を占める。
資本社会のルールが急に変わってしまうことのほうが、日常生活に与える影響は大きい。
VAIO株式会社が話題にあがったり、ブラック企業やブラック労働環境がしばしばニュースに取り上げられるのは、多くのビジネスマン達が関心があるからだ。
自身の所属する企業組織との対比や、間接的な影響に気持ちが向いている。
国家は、憲法がその国の政策のベースとなっている。
企業は、企業ビジョン、理念が行動指針のベースとなっている。
では、個人の行動指針のベースとなるものは、何だろうか。
人生観。哲学。
宗教や国民性や時代背景も影響してくるものだろう。
そのベースが見当たらない私は、ここ何ヶ月か途方に暮れている。
死なない程度には生きていようと、
周囲に助けられ要領の悪い仕事の仕方で稼ぎながら、
ベースを見つけるために、やみくもに手を動かしてはエネルギーが尽きて寝込む、の繰り返しだ。
いい年をして何をやっているのだろう。
そう思いながらも、こうやって思考を言葉に書き写すことは、職能にもつながるので思いつきで書き進めてみた。
仕事をしているとき、仕事にまつわる何かをしているときが、
今は、一番、生きている感じがする。